良くある疑問  |

非常時の電力供給はどうなる?

皆さんは、非常時の電力について考えていますか?災害が起こった際、避難所に避難するだけでなく、家の損害や、周囲に危険がない場合、「在宅避難」という選択肢も存在します。その際、もし停電してしまっていて、電気が使えない、となってしまっては、食事やスマホの充電などに困りますよね。いざという時に困らないために、自宅で発電し、電気を使えるようにしておくことが必要です。その一つに、太陽光発電があります。

太陽光発電は、太陽電池を並べて作られたソーラーパネルを使って発電する仕組みです。風力発電や水力発電のように再生可能エネルギーを使って発電するので、環境にもやさしいと注目されている発電方法でもあります。この太陽光発電システムを導入すれば自家発電が可能になりますし、もし電力が余ればそれを売却し現金を得られる売電制度も実施されているので、経済面からみても理想的なサービスです。

普段使用する電力としてはもちろん、太陽光発電システムで蓄電をしておけばいざという時の電力としても利用できます。火災などの発生により電力の供給が途絶えた場合、設置している防火設備が動作しないことも考えられます。一定規模の建物には消火や人が煙に巻かれないようなスプリンクラー、屋内消火栓、排煙機などの防火設備が設置されていますが、停電が起きたことでこれらが使えないという状態になってしまってはどうしようもありません。そのため、常に電力供給を続けられる非常用発電機の設置が増えていると共に、太陽光による非常用電源も注目されているのです。

しかし、太陽光発電には太陽の出ていない悪天候時や夜間には発電そのものを行なえないデメリットもあります。長期にわたって豪雨が続くと十分な発電ができなくなり、必要な電力を電力会社から購入しなくてはいけなくなります。こうなってしまうと本末転倒。せっかくの太陽光発電システムの恩恵を受けられません。さらに、しっかりと蓄電できていないと非常用電源の効果も出なくなってしまいます。

太陽光を使った非常用電源以外にも、軽油やA重油を燃料とした非常用発電機も多く使われています。大きな施設などで使われる非常用発電機で使われる燃料の量は軽油の場合1,000L、A重油の場合2,000Lと大きな単位なので、こちらの東和アークスが行っているような燃料配達サービスが使われています。業務用の大きな単位だけではなく、一般家庭向けの燃料配達も行っているのでチェックしてみてください。

太陽光発電システムは、もしものときに自分の身を守ってくれます。それなりに費用もかかってしまいますが、導入を考えてみてもいいのではないでしょうか。

令和3年5月18日更新


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